夫は10時には仕事が終わるので、次女の最後のミルクや洗濯機を回す作業は任せています。
――7時半消灯! 早いですね。
でも子どもたちは朝まで起きないので必要な睡眠時間なのかなと。それに、逆に言うと、私は3時間だけ頑張ればいい! 8時から自由時間になったらこっちのもんです。仕事のアンケートを書いたり、1週間の予定を考えたり、翌日の台本を読んだり……。
ただ、その3時間が全然進まないんですけどね……。仕事で疲れていたり、うまく回らなかったりして「ああ、最悪だ!」って1人でぶつぶつ言いながらやってる日もあるし。
――忙しいのに、保育園への連絡帳もすごく楽しそうです。どこに考える時間が?
寝かしつけの時間ですね。「早く寝てーーー!!!」って叫んでいたこともあったんですが、当然、逆効果(笑)。どうしてイライラするのか考えたら、やりたいことができないからだと気づきました。ケータイが使えないこの時間を、考え事にあててみたら良いリセットになったんです。連絡帳に何を書こうかな、明日はどの服を着ようか、献立を考えたり、新しいタオルに変えようとかくだらないことばかりですが、うまくまわるようになりました。
――子どもが小さい頃は、体調不良で保育園から呼び出されたりもしますよね。
上の子を産んで復帰してから最初の1、2カ月は、フルタイムのつもりだったのに全然働けないじゃん!っていうことがありました。保育園に向かいながら、この後、病院に連れて行って、ご飯はおかゆにして……と頭の中で何人もの私が会議している状態。熱が出ていると次の日はお休みさせることになるので、自治体の病児・病後児保育と病児のシッターさんはお守りとして登録しています。
――実家に頼るという選択は。
実家が少し離れていることもあるし、コロナ禍でわざわざ行き来してもらうのは難しかった。それに、一度親に甘えるとずっと甘えちゃう気がする。それは嫌なので、保育園とシッターさんで賄えないところは諦めよう、と思っています。今はそういう時期! これが運命!
※記事後編<<横澤夏子、子育てがつらい時「いったんCM行こう!」芸人ならではの悩みとコツとは?>>へ続く
(聞き手/AERA dot.編集部・金城珠代)