競技日程を終え記念撮影する、レスリング日本代表の金メダリスト。(左から)樋口黎、清岡幸大郎、鏡優翔、元木咲良、桜井つぐみ、藤波朱理、日下尚、文田健一郎。樋口、清岡、藤浪、日下、文田は日本体育大出身。
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 第33回オリンピック競技大会(パリ五輪)が終わった。日本のメダル獲得数は金20、銀12、銅13の計45個だった。400人を超える日本代表選手たちは、みんな最高のパフォーマンスを見せてくれた。

【パリ五輪日本代表「メダリスト」の出身大学ランキング】1~15位はこちら

彼らはどのように力をつけ、技を磨いてきたか。大学時代、どんなトレーニングを積んできたのだろうか。

 そこでパリ五輪日本代表のメダル獲得数を出身大学別に調べてみた。国内の大学に通っていた人たちを対象とし、複数の種目でメダリストになった選手は、メダル獲得数をカウントした。たとえば、柔道の阿部一二三は男子66キロ級で金、混合団体で銀を獲得し、合わせて2個として数えた

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金、銀、銅メダル獲得選手の出身大学ランキングを見てみよう。

パリ五輪、日本代表メダル獲得選手の出身大学ランキング

◆1位=日本体育大、9個

 レスリングで金メダルラッシュとなった。

樋口黎(レスリング男子フリースタイル57キロ級・金)
清岡幸大郎(レスリング男子フリースタイル65キロ級・金)
文田健一郎(レスリング男子グレコローマン60キロ級・金)
日下尚(レスリング男子グレコローマン77キロ級・金)
藤波朱理(レスリング女子フリースタイル53キロ級・金)
阿部一二三(柔道男子66キロ級・金、混合団体・銀)
阿部 詩(柔道混合団体・銀)
東 晟良(フェンシング女子フルーレ団体・銀)

 藤波は4歳のころからレスリングを始め、中学1年、高校1年で全国制覇を果たしている。2020~22年に全日本選手権、21年、23年には世界選手権で優勝しており、金メダル候補だった。大会前、「あなたにとって『オリンピック』とはなんでしょう?」とたずねられて、「自分が金メダルを獲得し、小さいころからの夢をかなえる場所」と答えている。夢をしっかり実現させたわけだ。

 日本体育大は1952年のヘルシンキ大会以来、夏季ではすべての大会で関係者がメダルを獲得してきた(80年日本不参加のモスクワ大会を除く)。2024年パリ大会前までは、冬季を含めるとメダル獲得数は計144個(金43、銀51、銅50)となる。「日本人がこれまでに獲得した総メダル数の約25%を占めます」(日本体育大学ウェブサイト)と誇る。

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