著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 そもそも、あなたのことを「敵だ!」と思っている人は、ほとんどいません。

 人間関係には「2:6:2の法則」があると言われています。

 もともとは、会社などの組織の中では人材の比率が、「優秀な2割、普通の6割、貢献度の低い2割」で構成されているという考え方です。

 人間関係においても、基本的にはこの法則は当てはまると思っています。 

 つまり「2割はどんなときでも味方でいてくれる人、6割は中立な人、2割はどんなときでも敵になる人」ではないかと思うのです。

 この法則に従えば、たしかに敵になる人は一定数生まれてしまうでしょう。

 しかし、だいたいの人は中立であり、あなたが向き合うべき相手はこの人たちなのです。

 中立的な人は、あなたの態度次第で敵になったり、味方になったりします。それゆえ、あなたが攻撃的な態度を取ると、結果的に自分を苦しめることになります。

 このことは、肝に銘じておくといいでしょう。

 いろいろ試してみて、それでも周りが敵だらけだと思ってしまう場合には、迫りくる問題をいったんできる限り保留にしてみましょう。

 どうしてもきついときには、その場から立ち去ってしまうのも有効です。

 その場から立ち去ることができなくても「甘いものを食べる」とか「5分間だけ目をつぶる」といった、ちょっとした工夫をするだけでも違いはあります。

(ぱやぱやくん)

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