毎日、たくさんのクルマを見ている彼らでさえも、いったい、いくらなのかわからない。中古車の値段なんて、そんなものなのかもしれない。
●「鬼のような指値」の創始者が誰も教えてくれなかった「お金持ちになる方法」を伝授!――著者からのメッセージ
インフラの発達した日本で、中古品は不当に安い価格がつけられている。その歪みを早く発見するのだ。単価の大きい家とクルマを安く買えば、短期間で数百万円の貯金ができると思う。小さな節約をして、ストレスを感じなくても大丈夫だ。
メルセデス・ベンツを20万円で買って、家を200万円で買えば、それだけで十分ではないか?もう会社組織の中で頑張らなくても生きていけるのだ。残業して、社内で出世と昇給を望むよりも、近所に家を買って貸家にするほうが、早く収入が増える。お金を支払う順番を少し変えるだけで、生活がぐっと楽になり、労働時間が減るのだ。
大家には、部下もいないが上司もいない。忙しいときだけ、外注して運営できる。仕事が終わったら、すぐに自由時間だ。
できるだけ早く大家になって、自分の時間を確保し、失われた青春時代を取り戻すのだ。大家になるには特別な資格は不要で、学歴はさほど関係ない。大家業では中卒から東大大学院卒の人まで参入していて、ハードルが低くて門戸が広い。読み書きそろばんができ、明るくて、社交的な性格であれば、誰にでもできる。
ワタクシ自身も挫折した芸人だ。ダメ人間であっても頑張れば、不動産で再生できるのだ。実際に再生した全国の人々からお便りをいただき、報告を受けた。
この本の原稿を書き上げた直後、近所で70万円の物件を購入することになった。ボロ物件、借地権、旗竿という三重苦の物件であるが、月4.5万円の家賃で賃貸中だ。不動産の価格が上昇しているといわれる時代にも、よく探せば、こんな取引が出てくるのだ。
不動産があれば、人間的に強くなれる。優良な物件を探し当てて、他人にコントロールされる人生とは決別しよう。読者の皆様にも、激しくおススメする。