(6)投資勉強する
このような相場では日々の株価を見て凹むのではなく、投資勉強に充てるのもいいでしょう。投資知識や投資メンタルを磨くのです。投資本を購入して勉強することを提案します。海外の訳書に良いものがあります。日本の個人投資家が書いた本も読みやすいでしょう。
時事的なものは、証券会社のウェビナーで学べます。各社が無料で開催しています。YouTube配信している証券会社もあり、自宅でも、通勤時間やお昼休みにでも視聴可能です。日本、米国、世界の鮮度のいい情報が30分程度で見られます。
この積み重ねが大切です。短期的な視線で株価の動きに一喜一憂してメンタルを削るよりも、長期的な視線で勉強したほうが何倍もためになります。
(7)ノールック
私が特に、おすすめしていますのは暴落相場での「ノールック」です。暴落相場では、暇さえあれば株価を見るというのは絶対に辞めてください。好調な相場なら気分がいいかもしれませんが、暴落相場ではメンタルが確実に削られます。そうなると分かっていながら、ポートフォリオを見る必要などないのです。日経平均株価やTOPIX、NYダウやナスダック、S&P500など指数を見る必要もありません。投資を考えている銘柄があるなら、その銘柄の株価(価格)だけ見ればいいのです。繰り返しますが、株価を見るなどわざわざガッカリする行動を、自ら進んでする必要はありません。
この先も、長期投資するなかで、金融ショックや暴落相場は必ず訪れます。今の相場は、そのための訓練だと思いましょう。そして、少しずつタフな投資家になっていきましょう。
※当コラムでは、株式投資に関して記述しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、編集部ならびに筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。