イラスト/西田ヒロコ
この記事の写真をすべて見る

 こんにちは、桶井 道(おけいどん)です。日本株も米国株も暴落相場が訪れました。コロナショック以降では、ここまでの下落はありませんでしたし、今年から新NISA投資を始められた方は暴落を経験するのは初めてのことで、さぞかし心を乱されておられることと思います。そこで、緊急寄稿として、暴落相場をどう生きるのかについて書くことにしました。皆さまの、ご参考になりますと幸いです。

【写真】意外に知らない優秀アクティブ投資信託ベスト3を、おけいどんが分析!

 日本では日銀が利上げ、それに関連して円高進行、米国では経済の減速懸念が生じ、同時株安になっています。さらには、マスコミによる「ブラックマンデーに次ぐ2番目の暴落」などセンセーショナルな報道も、投資家心理に追い討ちをかけているように感じます。

 遡るに、ここ数年は、比較的イージーな相場が続いていたように思います。特に、日本株は2023年以降好調でした。米国株の投資信託を買われている投資家は、円安も手伝って含み益があったことでしょう。多くの投資家がほぼ儲かっていたと思います。

 ところが、予期せぬ暴落が起こりました。すべてのセクターで大幅な株価下落が見られます。暴落は1日で終わらなかったこと、日本株も米国株も両方だったことから、恐怖を感じられても無理はないと思います。

 この相場をどう乗り越えるか? 資産をどう守るか? メンタルをどう保つか? いろいろと考える場面でしょう。

 投資歴25年の私は実は、いたって平常心です。特に何も感じません。 どう向き合えば、平常心でいられるのか? 次の7つを提案します。

(1)マーケットベースではなくゴールベースで考える

(2)株価の歴史を思い出す

(3)投資した理由を思い出す

(4)リスク許容度を見直す

(5)ポートフォリオ再構築

(6)投資勉強する

(7)ノールック

 ひとつずつ解説しましょう。

次のページ