トラウデン直美(写真:Pasya/アフロ)

狂気的な役にも挑戦したい

 今年1月に配信された「AERA dot.」のインタビューでも「俳優業に興味がある」「狂気的な役にも挑戦してみたい」と語っていたトラウデン。このタイミングで俳優業に進出したのには理由がありそうだ。

「彼女は今年1月に発売した1stフォトブック『のらりとらり。』でのロングインタビューでも、25歳からは『自分で舵をとっていきたい』と言っていました。まさに今年4月で25歳となった彼女は、“俳優業への挑戦”という新たなステージへ舵を切ったといえるでしょう」(前出の編集者)

 なお、同じ事務所に所属する弟のトラウデン都仁(21)は、22年放送の「相棒 season21」(テレビ朝日系)やNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」などに出演。弟の俳優活動も、姉に勇気を与えた一因なのかもしれない。

 芸能評論家の三杉武氏はトラウデンの活動について次のように話す。

「トラウデンさんはドイツ人と日本人の両親を持ち、抜群のプロポーションを生かして学生時代からモデルとして活躍しました。慶應義塾大学の法学部卒で語学力にもたけており、報道番組や情報番組のコメンテーターとしても存在感を放っています。最近では俳優の波瑠さんや板垣李光人さんらが『news zero』にパートナーとして出演して話題となりましたが、近年の芸能界では芸人やフリーアナウンサードラマや映画に出演したり、アーティストがコメンテーターをしたりと、以前にも増してマルチ化が進んでいます。『不適切にもほどがある!』や『マウンテンドクター』の演技を見ても違和感はなく、本人も前向きに取り組んでいるようですから、今後は俳優としてさらに活躍の場を広げていくのではないでしょうか」

 今年4月、11年間務めた「CanCam」専属モデルを卒業したトラウデン。いよいよ俳優に軸足を移して活動していく決意をしたのかもしれない。

(小林保子)

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