「米国人は日本人以上に五輪が大好きで、毎大会、異常なほど盛り上がる。国技の野球が世界一になれば、アメフトやバスケに押され気味の中で人気回復に繋がる。MLBにとっても(優勝すればそれが追い風となり)広告、グッズなど桁外れの収入が期待できる。トータルで考えて、ロサンゼルス五輪への選手派遣にゴーサインを出す可能性はある」(在京テレビ局スポーツ担当)
「大谷の発言も『最高の大会にしよう』という提案に感じる。そして『逃げないよね?』という挑戦状にも思える。各選手の気持ちや世論の盛り上がりに大きく影響するはず。ぜひメジャーリーガーにも参加して欲しい」(NPB関係者)
これまでも米国がいまいち野球の国際大会に乗り気ではないことはWBCなどで議論の的となってきた。しかし、自国で開催される五輪でメジャーリーガーの参加が認められ、ベストのメンバーが揃えば、当然大会も盛り上がる。また、米国がその気となれば、ドミニカ共和国やプエルトリコ、ベネズエラといったメジャーリーグのスター選手を多く擁する他の強豪国もそれに続くはずだ。いずれにせよ、本気となった米国代表に対し、大谷が中心となった侍ジャパンや他の国々が立ち向かう姿をロサンゼルスで見たいものだ。