そして近年来日した選手の中で、安定した成績を残している代表例がともに今年で来日4年目となるヤクルトのサンタナとオスナの2人だ。サンタナは2年目の2022年こそ故障で60試合の出場に終わったが、昨年までの3年間で300安打、52本塁打、163打点、打率.292を記録。今年もここまでセ・リーグトップの打率.313、38打点をマークするなど、打線を牽引する働きを果たしている。

 一方のオスナはサンタナに比べると少し確実性は落ちるものの、過去3年間のホームラン数は13本、20本、23本と年々アップしているのは大きなプラス要因だ。今年もここまで村上宗隆、サンタナに次ぐチーム3位の9本塁打を放ち、38打点はサンタナと並んでリーグトップタイである。6月21日には2人揃って来季から新たに3年契約を結んだことが発表されたが、これだけ安定して成績を残せる外国人野手は本当に貴重であり、球団としての判断も妥当と言えるだろう。

 ここまで紹介した選手は1年目からある程度の成績を残していたが、日本で徐々に成長していった選手としてはマルティネス(日本ハム)が挙げられる。2018年に育成選手として中日に入団。2020年シーズン途中に支配下登録されると、2022年には8本塁打を放つなど着実な成長を見せた。そして2023年から日本ハムに移籍すると、95安打、15本塁打とキャリアハイを更新。今年もここまで打率.258ながらともにチーム2位となる7本塁打、32打点と結果を残している。今年で28歳とまだまだ若いだけに、今後さらに成績を伸ばすことも期待できるだろう。

 今年2年目の選手ではセデーニョ(オリックス)が打率.241ながらチームトップの8本塁打を放ち、カリステ(中日)もチーム2位の6本塁打、19打点と活躍を見せている。ただ一方で1年目の成績はもうひとつながら、2年目の飛躍に期待して契約を更新しながらも結果を残せていないのが阪神のノイジーとミエセスの2人だ。

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阪神の2人の助っ人はこのままだと…