ノイジーはここまでわずか1本塁打、8打点と低迷。5月27日には一度登録抹消となり、6月14日に一軍復帰を果たしたが、その後も目立った成績は残せていない。一方のミエセスも怪我で出遅れ、5月18日にようやく一軍登録されたが、18打数2安打と不振で、再び二軍調整となっている。リーグワーストのチーム打率に苦しんでいることを考えると、2人の残留は今のところ凶と出ていると言えそうだ。

 こうして見ても、やはりサンタナ、オスナの活躍が目立ち、球団が早々に契約更新に動いたことは英断だったと言えそうだ。ただ、外国人選手は複数年の大型契約を結んでから不振に陥ることも多いだけに、そのあたりの見極めは非常に難しいとも言える。各球団の外国人戦略が今後も重要になってくることは間違いないだろう。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
 

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