「ノイジーは日本シリーズでの活躍がなければ昨年限りで契約終了の可能性が高かった。ミエセスは身体能力が高く、さらなる成長が期待されての残留。ともに過度の期待はそもそもできる選手ではない」(在阪テレビ局スポーツ担当)

 今季はノイジーが45試合に出場して打率.238(126打数30安打)、1本塁打、8打点。ミエセスが14試合で打率.111(18打数2安打)、0本塁打、0打点とファンからは早くも“諦め”の声も多く聞かれる。特にミエセスは6月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)でレフトを守り、手痛いエラーを喫するなど、打てず守れずのパフォーマンス。一軍と二軍を行ったり来たりと立場を確立できていない。

「何かと口を出すことで有名な親会社株主からも両外国人は名指しの批判を受けた。誰が見ても明らかに貢献度が低いため、岡田監督も起用法には頭を痛めているはず」(阪神OB)

 6月14日の阪急阪神ホールディングスの定時株主総会では、「なぜ、新しい外国人選手を獲らなかったのか?」と突っ込んだ質問が出た。「ノイジー選手、ミエセス選手はともに若い選手。活躍の可能性があるということで監督、フロントとともに残留を決めている」と谷本修球団オーナー代行は返答したが、今の成績を見る限りプラン通りにはいっていない。

 だが、谷本球団オーナー代行が述べたように2人はまだ20代後半と“伸びしろ”もある年齢。ここから夏場、後半戦へ向けて逆襲の予感も漂わせているという意見もある。

「両選手とも自身が置かれた立場を理解し始めたのは良い傾向。ノイジーは試合前練習への打ち込み方が変わった。ミエセスも昨年のようにミスをしても笑っている姿を見なくなった。結果次第で来シーズンの契約はないということも理解しているのだろう」(阪神担当記者)

 昨年のノイジーは練習時に全体から離れ自身のメニューのみをこなす姿も見かけた。今年はグラウンドへ現れるのも早く、チームの一員として結果を残そうと奮闘している。ミエセスも必死にバットを振り続け、コーチのみならずチームメイトにも質問する姿が目立つ。

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2人は“大化け”する可能性も?