それは、全ての人が家事をすることである。性別関わらず、炊事洗濯掃除、自分の身の回りの始末は自分でつけることを当たり前にする。お母さんが家族の生活を一手に引き受け面倒をみるのでなく、全員が自立するのである。
その効果は全く絶大である。労働の前提条件に男女格差はなくなり女性活躍など普通のこととなろう。女性だけにかかりがちな結婚の負担も減り少子化の歯止めにもなろう。自立した男性が増えれば高齢者支援にかかる負担も減るはずである。また自立している人は誰かに威張って見せずとも自尊心が保てるので、カスハラやDVなどやりきれない暴力も減るはずだ。そして、こんなに効果絶大なのに予算ゼロで達成できる。要はやる気の問題なんだから。
こんなにスーパーなアイデアなのに誰も言い出さないのはなぜなのか。それは我が国の偉い方々が家事をしてないからじゃないかと私は疑っている。首相、家事してます?
※AERA 2024年6月17日号