今江監督は今季からの就任だが、何が起こってもおかしくないと思わせるのは、松井監督と西武との関係性もある。松井監督はプロ入り後からプレーした西武を離れ、メジャーや楽天でプレーした時期もあったが現役最後のシーズンは西武に復帰するなど、球団が大事にしてきた人物でもあった。引退後も二軍監督などを任され指導者としての“英才教育”を経て、昨シーズンから指揮官を任されたばかりだった。
「現役引退後すぐに巨人の監督となった高橋由伸氏は、チームの成績が振るわないこともあったがスター選手だったこともあり3シーズンの任期を全うした。(2年契約の)松井監督も同じような扱いになると思われたが西武はタブーに足を踏み入れた形。他球団も後に続く可能性は否定できない」(在京テレビ局スポーツ担当)
近年はSNSでファンの声がダイレクトに選手、監督、そして球団にも届く時代となった。今季はシーズン開幕後から苦戦が続いていたことで松井監督や球団にも辛辣なコメントも多く寄せられ、それも西武の決断を早めたのかもしれない。これから今回挙げた3チームも同じような状況に陥ることも考えられ、監督を守るという意味でも、“休養”という形は増えていきそうな予感もする。