なお、株価の値上がり益が素晴らしいときは「あえて分配金として全部出さず、これからに備えて分配準備金としてプールしておくこともある」という。

 梅本さんは木を例に話した。

高配当株投信という木に成った『配当という果実』を収穫するのが基本ですが、運用がうまくいって値上がり益という果実も大きくなったらその一部をもぐこともあります。調整しながら、最終的には木そのものを大きく育てます」

取材・文/安住拓哉、中島晶子(AERA編集部)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

※『AERA Money 2024春夏号』から抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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安住拓哉

安住拓哉

出版社勤務を経て2021年に独立。経済関連記事全般が得意。取材・執筆歴20年以上。雑誌の取材記事の他、単行本のライティングも数多く手掛ける。

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