2024年ゴールデンウィーク期間の各大学の対応

 4月下旬から5月上旬にかけてのゴールデンウィークは祝日が4日ある。日曜日、そして祝日が日曜日と重なれば振り替え休日が設けられ、その結果、休日が5~6日となり、曜日のめぐり合わせが良ければ大型連休となる。

 なかでも2019年は、天皇が即位した5月1日が「国民の祝日」として休日となり、4月27日(土)から5月6日(月)まで、土日と祝日・休日が続いた。このため、「10連休」とする企業も見られた。

 大学はそういうわけにはいかない。祝日を休みにすれば、「15週ルール」を守れないからだ。たとえば、南山大は祝日の4月29日(月曜、昭和の日)、5月3日(金曜、憲法記念日)などを休みにせず、10日間のうち授業を6日間行っている。立教大は5日間行っていた。

 2022年、専修大は5月3日(火曜、憲法記念日)、4日(水曜、みどりの日)、5日(木曜、こどもの日)に授業を行っている。こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる」ことを目的としており、こんな日までに授業を行うのはいかがなものだろう。

大学によって異なるゴールデンウィーク対応

 今年(2024年)はどうだったか。

 ゴールデンウィークは4月27日(土曜)から5月6日(月曜、こどもの日の振り替え休日)までとなっており、4月30日、5月1、2日が平日になる。

 この間の祝日や振り替え休日に授業を行っている大学は次の通り。

◆4月29日(月曜、昭和の日) 
 一橋大、青山学院大、慶應義塾大、国際基督教大、駒澤大、成城大、成蹊大、専修大、明治大、日本女子大、早稲田大、立命館大、関西大、甲南大、福岡大など。

◆5月3日(金曜、憲法記念日)
 東京大、成蹊大など。

◆5月6日(月曜、こどもの日の振り替え休日)
 国際基督教大、専修大、東洋大、横浜国立大、京都外国語大、同志社大、本大など。

 一方、暦通り(4月30日、5月1、2日は授業あり)だったのが、北海道大、東北大、東京都立大、津田塾大、金沢大、京都大、京都女子大、近畿大、神戸大など。

 10連休(4月30日、5月1、2日も休み)となった大学は、東京外国語大、法政大などだ。

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祝日授業の実態