降り注ぐ日差しは気持ちいいものだが、注意も必要(写真はイメージ/GettyImages)

 しかし、サマータイムへの変更から1カ月半が経ち、ようやく真っ青の空が広がる夏がやってきて、そんな心のモヤモヤは吹っ飛んでいきました。しかし、どうしたのでしょう。夕方5時ごろでも、まだ日中のように十分明るいため、街に繰り出すことができるのですが、どうも行く気力が起きません。寝ても疲れがスッキリとれず、なんだか疲れやすいのです。そんな症状に加えて、次第に朝が起きるのも辛くなってきたのです。

 「待ちに待った晴天の日が続いているのに、どうしてビーチに行きたいと思えないのだろう……」

調べてみると紫外線が

 昨年の夏、サングラスをかけずに外出していたことで、紫外線疲労を引き起こし、朝起きられなくなったことがあったのですが、どうやらその時の症状と似ているような気がします。そこで、調べてみると(※2)、11月から2月はUVインデックスが3から4(紫外線が中程度)、3月はUVインデックスが6(紫外線が強い)、4月はUVインデックスが8(紫外線が非常に強い)と、3月からすでに紫外線が強い状態が続いていたことがわかりました。

 そのことを知らなかった私は、冬の時期はサングラスをかけたり、かけなかったりと、紫外線対策を怠ってしまっていました。朝晩や日ごとの気温の寒暖差による疲労の蓄積、そして、4月下旬から急に晴れが続き、紫外線もさらに強くなったことによる、脳疲労をも、引き起こしてしまったのかもしれません。

  紫外線による脳疲労とは、紫外線を眼から吸収することで引き起こされると言われています。それにより、脳から疲労物質である活性酸素が大量に分泌され、脳の神経細胞がストレスを受けることで脳疲労を引き起こし、私たちは全身に疲労を感じるという仕組み(※3)が考えられているのです。

 日本では紫外線対策といえば、帽子や日傘、日焼け止めクリームが主流だと思いますが、目から紫外線を吸収することを防ぐためには、サングラスの着用が必要です。サンディエゴでは、サングラスをしている人を年中見かけます。私も、夏は特に紫外線が強いことを知ってからは、サングラスを持ち歩くことが必須となりました。冬は着用を怠る日も多かったのですが、次の冬からは、外出時にはサングラスを常に着用することを心がけようと思います。

 最後に、NHKの最長10連休の今年のゴールデンウィークは、昨年の約1.7倍、推計52万人が海外(※4)に出かけるという報道を耳にしました。渡航先の気候や天気によって異なるため、一概には言えませんが、渡航前に現地の天気や気温、UVインデックスを調べることをおすすめします。アメリカのロサンゼルスやサンディエゴにお越しの方は、サングラスは必須です。朝晩の気温差が大きい場合は、脱ぎ着できるものを持ち歩いて、寒暖差による疲労を予防することも大切でしょう。円安の影響により、食費も高いと感じてしまうかもしれませんが、水分補給は忘れずに、こまめにとってくださいね。

【参照URL】

(※1)https://tenki.jp/forecaster/a_aoyama/2024/04/29/28559.html

(※2)https://www.weather2travel.com/california/san-diego/climate/

(※3)https://japan.cnet.com/release/30304876/

(※4)https://weekly.jins.com/library/knowledge28.html

(※5)https://news.yahoo.co.jp/articles/26bd2284a1967765a55c43fd57b2e2a1d25d8eb8

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