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 転職しようと決意したとき、あなたなら転職先企業をどうやって見つけるだろうか。新聞や転職情報サイトなどで個別の求人を探して応募する、というのが昔ながらのやり方だが、ほかにも、転職エージェント経由、知人の紹介など、さまざまなルートがある。自分のニーズに合った転職先を探すのには、どのルートが最適なのか。

 この記事では、発売されたばかりの『今さら聞けない 転職・退職の超基本』(ハッカズーク監修)が掲載している、転職経験者5人と採用担当者の座談会を全文公開。使ってみたからこそ話せる各種ルートのメリットやデメリットを共有したい。座談会に登場するのは、求人情報サイト「doda」などを運営するパーソルキャリア社で働く人たちだ。

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――みなさん、転職エージェントを利用されたそうですが、きっかけは?

中西健太 最初の転職のときは、知識不足で手探り状態だったので、まずは基本的な情報を得るためにエージェントに登録しました。中途採用の場合、ポテンシャルが重視される新卒採用と違って、どれだけ即戦力になれるかが重視されるということもこのとき学びました。

石川未寿稀 私も、社会人3年目で最初の転職を考えたとき、そもそも世の中にどんな職種があるのかも把握できていない状態だったので、エージェントを通して知識を広げたいと思い登録しました。

鷹取大輝 自分は新卒で教員を希望していましたが、途中で一般企業への就活に切り替えたため、時間に余裕がなく、情報不足のまま進んでしまいました。その反省から、転職ではプロのアドバイスをもらいながら情報を精査しようと思いました。

大森勝平 自分は転職先をITエンジニアに絞っていたので、知人から教えてもらったITエンジニア専門のエージェントに登録しました。効率よく自分の希望する求人に出会えると思ったからです。

齋藤輪希子 私の場合は、いろいろなエージェントがある中で、子育て中の自分のニーズに合うかという視点で見ていました。たまたまネット上でワーキングマザーを対象にしたエージェントを見つけて、柔軟な働き方でコアな業務に携われる求人を紹介してもらえる可能性があると思い登録しました。

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エージェント活用のメリット