かつてのように力でねじ伏せる投球はできなくても多彩な球種を操り、駆け引きを駆使して打者を打ち取ることができる。ローテーション1番手の投手ではなくとも、まだ戦力になれるのは間違いないという声も多い。
「『まずは日米通算200勝までの3勝を挙げて欲しい』という人がいるが、それは過小評価。技術と精神面が噛み合えば、まだ二桁勝てるだけの力がある。今は苦しい時期かもしれないが必ず上がってくるはず。周囲の雑音をかき消して、生き様をマウンド上で見せて欲しい」(楽天OB)
記憶と記録の両方で印象に残るスーパースターがこのままで終わるはずはない。今シーズンはまだ始まったばかり、2006年夏の甲子園で斎藤佑樹とともに日本中を沸かした右腕は今シーズン中に日米通算200勝を達成し、チームの勝利に貢献してくれるはずだ。誰もがマー君の完全復活を待っている。