(C)Tsunehiro Takakuwa
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 これまで、アフリカのミュージシャンや沖縄の唄者を撮影してきた写真家の高桑常寿さん。次にカメラで追ったのは、2013年の竹富島の種子取祭(タナドゥイ)だった。種子取祭とは、国の重要無形民俗文化財にも指定されている、竹富島最大のお祭り。全行程9日間をかけて、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願する。
 高桑さんは、通常、観光客が入ることは難しい儀式などにも参列。夜明けから深夜まで村の人々に密着し、貴重な写真を撮影してきた。作品はA2判のロールペーパーを絵巻物のようにして展示しており、時系列に種子取祭を追うことができる。
 展覧会期間中には、実際に種子取祭も行われる(11/4~12)。作品と祭りを一緒に楽しめるまたとない機会だ。

プロフィール
高桑常寿(たかくわ・つねひろ)
1955年名古屋市生まれ。エディトリアル・デザイナー、編集者を経て30歳で写真家として独立。グラビアを中心に活動。主な展覧会に「アフリカ・ミュージシャンの肖像」「唄者の肖像 八重山 沖縄」など

■高桑常寿写真展「種子取祭2013 竹富島」
開催期間:2015年10月1日~11月30日
営業時間:8時~17時
会場:竹富島ゆがふ館
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富2350
TEL:0980-85-2488