インテリ芸人として、長年、クイズ番組などで活躍する「ロザン」の宇治原史規さん(47)。【前編】では、「クイズに懸けているわけではない」という芸人としての生き方や、勉強が楽しくなったという幼少期の出来事などについて語ってもらった。【後編】では、E判定から1年で京大への合格を勝ち取った“気持ち悪い”(相方談)勉強法や、京大時代のエピソード、高学歴芸人の先駆けとして思うことなどを聞いた。
【写真】偏差値75の難関校卒「新クイズ王」と言われる女性タレントはこちら
※【前編】<元祖インテリ芸人“ロザン宇治原”「クイズに人生を懸けてない」 カズレーザーへのライバル心は?>より続く
* * *
「高3のときの模試でE判定だったんですけど、『京大法学部に絶対受かる』って根拠のない自信があったんです」
宇治原さんが本格的に受験勉強を始めたのは、高校3年の春。部活動の引退後だ。
「きっちりとスケジュールを立てて、下から積み上げていったら、自分が今まで小中高と勉強してきた感覚からすると受かるだろうって思ったんです」
幼いころから抜群に勉強ができた宇治原さんは、数々の“神童”エピソードを持つ。小学4年生のとき同級生の家庭教師をしていた、中学校の先生がテストを作る際、宇治原さんに100点を取らせないようにどうするか頭を悩ませていたなど……。そんな宇治原さんは自分の学力を客観的に把握していたようだ。
とはいえ、京大は大学受験界の最難関。そこに1年間の勉強で合格するのは相当苦しかったのではないかと尋ねると、「正直そうでもなくて。僕は苦しまないためにどうしたらいいかって考えてたんです」という答えが返ってきた。
「自分が見たいテレビ番組は見ていましたし、睡眠時間を極度に削ることはなく、夜は12時には寝てました」