出場を決めたのは白血病の友人のため
BDは今回から「他薦枠」ができ、友人が推薦を出したのだという。さらにもう一つ、大きな理由がある。
「別の友人が今、白血病で入院中なんです。彼は現役の時からオレを応援してくれていて、『今、治療が大変だけど、もう一回、大龍くんがリングで暴れる姿を見たい』と言ってくれて。ドナーが見つからないらしく、このままいったら余命2年と言われていて……。BDに出ることで、そうしたことが知れ渡り、ドナーが見つかったらうれしいなという思いもあります」
BDのオーディションで、明月院氏は「相撲は全スポーツの中で最強。路上のケンカでは相撲が一番強い」と明言。BD代表取締役社長で格闘家の朝倉未来も「(漫画の)『バキ』の作者もケンカなら相撲が最強と言っている。これだけの実績を持たれているんで相当強い」と語った。
だが、改めてその発言の真意を聞くと明月院さんはこう話した。
「エンタメの一環として『相撲が最強』と言いましたけど、本心ではそう思ってません。結局、MMAが一番強いんじゃないですか。パンチ、キック、寝技、関節技、何でもありですから」
ちなみに、次のBDでの試合は寝技無し、打撃のみのルール。これだと、どうしても対戦相手の金田一氏の方が有利に思える。実際、金田一氏は2月12日、自信のXで「100%俺が勝つ」としてこうつぶやいた。
<冷静に考えろ。仮にどれだけパワーがあろうが、かたや初出場と、かたやこれを突き詰めてきた人間でどちらの精度が勝るか?>
<その状況で逆にどうやって負けろっていうの? まじ楽しみ。好きなだけこんなデカい人間殴っていいんだぞ? どんぐらいタフなのか見せてくれよ。そこだけ興味ある。顔に思いっきりめり込むまで殴るから。それ何発耐えるのか>