バーレーン戦でキレ味鋭いドリブルで左サイドを何度も切り裂き三笘。写真:VCGアフロ

 サッカーのアジアカップ(杯)のグループリーグで不安定な戦いぶりだった日本代表が、決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦を3-1と快勝した。前半31分にこぼれ球に反応したMF堂安律(フライブルク)が左足で先制点を決めると、後半開始早々にMF久保建英(レアルソシエダ)が今大会初ゴールで2点差に。その後に1点は失ったが、後半27分にFW上田綺世(フェイエノールト)が追加点を決めて逃げ切った。

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 この試合を取材した記者は、「この試合のMVPはDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)でしょう」と称賛する。

序列をひっくり返した

 「右サイドから積極的に駆け上がり攻撃の起点になり、守備も強度が高く相手に決定機を許さなかった。毎熊はJリーグでも選手からの評価が高いんですよ。攻守で絶妙なポジショニングを取り、戦術理解度が高い。海外組が多いなかで、Jリーグでプレーしている選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮したことは大きな意義があると思います」

 序列をひっくり返した。右サイドバックのレギュラーに最も近かったのはDF菅原由勢(AZ)だったが、スタメン出場したグループリーグ2戦目のイラク戦で攻守に精彩を欠いた。チームも1-2で敗れた。グループリーグ3戦目のインドネシア戦で毎熊がスタメンに抜擢され、攻守にダイナミックなプレースタイルで、パスセンスも光った。バーレーン戦では後半17分にオフサイドとなったが、上田に絶妙なスルーパスを通した。その後に上田の3点目のゴールをアシストし、2得点に絡む大活躍だった。

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三笘薫の復活