一般的にはどうであれ「自分は気に入ってる」というものを、衣食住でも基本にすると、生活全体が自然と低コストになっていく……というのが、私の実感です。
“お気に入りに囲まれた暮らし”や“丁寧な暮らしに憧れる気持ち”は、私も経てきたのでよくわかります。
でもそれらはきっと「頭の声」です。
手放したい!変えたい!と、いまの生活から離れたくなるときは、もののスペックではなく、自分の「心の声」に耳を傾けると、本当に自分が望んでいることがわかってきます。
そして、「心の声」を大事にし続けると、自然と心地よい生活になっていきます。
それは、お金をかけて持ち物を揃えることではなく、不要なものを処分することでもなく、「いいな」という実感をきちんと持つことから始まるのだと思います。
「いいな」と思うとき、心に小さな花が咲くような、ホッとする感覚が生まれます。
そんな「いいな」が咲く感覚をもっと日常で意識してみると、その心地よさは大きな花へと育っていくと思いますよ。