一般的にはどうであれ「自分は気に入ってる」というものを、衣食住でも基本にすると、生活全体が自然と低コストになっていく……というのが、私の実感です。

 “お気に入りに囲まれた暮らし”や“丁寧な暮らしに憧れる気持ち”は、私も経てきたのでよくわかります。

 でもそれらはきっと「頭の声」です。

 手放したい!変えたい!と、いまの生活から離れたくなるときは、もののスペックではなく、自分の「心の声」に耳を傾けると、本当に自分が望んでいることがわかってきます。

 そして、「心の声」を大事にし続けると、自然と心地よい生活になっていきます。

 それは、お金をかけて持ち物を揃えることではなく、不要なものを処分することでもなく、「いいな」という実感をきちんと持つことから始まるのだと思います。

「いいな」と思うとき、心に小さな花が咲くような、ホッとする感覚が生まれます。

 そんな「いいな」が咲く感覚をもっと日常で意識してみると、その心地よさは大きな花へと育っていくと思いますよ。

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かぜのたみ

かぜのたみ

「暮らしと自分をととのえる」をテーマに、YouTubeでの音声配信「かぜたみラジオ」のパーソナリティをつとめる。仕事での無理がたたって心身の調子を崩して以来、持ち物やお金の使い方、働き方など生活にまつわるあらゆる側面を見直し、月の生活費7万円以下の暮らしにたどり着いた。ラジオでの柔らかな語り口と、物事の本質をつく鋭い内容が話題を呼び、SNSフォロワー数は8万人を突破している

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