
2011年の東日本大震災で皇室は、栃木県の那須御用邸のふろを近隣の避難者に開放。秋篠宮家の紀子さまと当時内親王だった眞子さん、佳子さまは被災者が使うタオルの袋詰め作業をした。同年夏に眞子さんは名前を伏せ、学生ボランティアとして岩手県と宮城県へ足を運んだ。子どもらの心のケアにあたり、「まこしー」と呼ばれていた。
コロナ禍が始まった20年には、秋篠宮ご一家と職員が市販のビニル袋を加工した手作りのガウン500着を医療現場に贈った。医療現場で防護服が不足し、職員がごみ袋を加工してしのいでいるとの説明を受けたことから、この作業が始まったという。
愛子さまも今年3月に行なわれた成年皇族の記者会見で、東日本大震災の復興支援に携わる友人を通じて「災害ボランティアにも関心を持っております」と話している。
地道に医療・人道活動を支える精神は、若い皇族方にも受け継がれている。
(AERA dot.編集部・永井貴子)