いまは、iDeCoやNISAを使ったインデックス投資でリスク分散しつつ、ストレスや無理のない範囲で、主に日本の優待株や高配当株をぼちぼちと買っています。

 優待カタログが送られてきたり、配当金が入るのは、株を買っていなければ得られないことです。

 当初は、お米代を支払うことを目標にはじめた株でしたが、その目標を達成したいまは、「喫茶代を株主優待でまかなえたらな」と「配当金が入ってくるといいな」に進化しました。

 投資先の選び方はシンプルで、受け取れる優待の内容、配当金の金額、株価の割安感で決めています。

 中長期保有が目的なので、自分が根気強く持ち続けられる銘柄を買うことも気にしています。

「自分が大きなストレスを感じず、長く保有していられるか」「自分が許容できる範囲のリスクであるかどうか」もかなり大事ということもわかりました。

経済の世界と日常がリンクする

 優待や配当金などの、わかりやすいメリット以外にも、個人的には自分が日常を過ごす中で感じた「あのサービス、今流行ってる」とか「今自分が活用しているサイト」などが、株の状況とリンクしていくことが面白いなとも思っています。

 自分の生活と株価が連動している感じというか、経済の世界と自分の日常がつながって、共に面白さを増していく感じがとても良いです。

 保有している株の動きに一喜一憂しているときもありましたが、いまは植物の成長をみるような気持ちでそっと見守る余裕も生まれてきました。

 次はいつ何を植えるか、どんな種や苗を買うか、どう育てていくかなど、園芸店やホームセンターで物思いにふける……のと同じような感覚で株を選んでおり、ベランダに置いたプランターのように日々の楽しみを与えてくれる存在です。

 期待したのに芽が出なかったり、思いっきり枯れて悲しいこともありましたが、時々思いもよらぬ花を咲かせてくれたり、果実を実らせてくれることが、私の生活の喜びの一つになっています。試す価値は大いにありです……!

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?