日本人には貯蓄は得意だが、投資は苦手な人が多い。月の生活費7万円で小さく暮らすYoutuberのかぜのたみ氏も、当初は投資への苦手意識が強かったというが、投資を始めたことで生活にメリハリがつき、貯蓄スピードも暮らしの満足感も上がったと説明する。著書『低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。』から、かぜのたみ氏が試行錯誤してきた投資の話について、一部抜粋・再編集して紹介する。
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考え込まずプロに相談を
この2〜3年、つくづく「投資」があって楽しみが増えたな、と実感します。
数年前までは、ただ普通預金に漠然とお金を「保管」しているだけで過ごしていましたが、「いつか使うかも」と思っていた口座のお金が結局は微動だにしていないことが気になり、重い腰を上げて投資を考えはじめました。
私が貯めていた少々の貯金のほとんどは「いつか使うかも」の予備軍で、その9割は使い道が判明していないものでした。
持ち物で考えたら「なんとなく買っておいたけど使ってない」という状態です。
いま考えたら、ものすごくもったいないことをしていたなと思います。
当初は、稼ぎたい! 増やしたい! というハングリーな投資というよりも、普通預金をつみたてNISAなどの投資信託にシフトさせて「自分用の年金づくり」をする形でスタートしました。