※写真はイメージです。本文とは関係ありません(iStock / Getty Images Plus)
作家・演出家の鴻上尚史氏が、あなたのお悩みにおこたえします! 夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。皆さまのお悩みをぜひ、ご投稿ください(https://publications.asahi.com/kokami/)。採用された方には、本連載にて鴻上尚史氏が心底真剣に、そしてポジティブにおこたえします

 ……というようなことですが、どうですかね?

 黄色さんが使えそうな方法はありますか?

 迷惑な人は、間違いなく、黄色さんの優しさを感じてやって来ていると感じます。

 といって、すべての人に対してガードしたり、警戒したりしては、仕事としてもったいない気がします。黄色さんが好きな「話をすること」の楽しさが失われますからね。

 ですから、相手が迷惑な人と分かった瞬間に、サッと態度を変えて、この三つのどれかを試すのがいいんじゃないかと思います。

 優しい態度から、きっぱりと「あなたとの時間はこれで終わりです」という信号を出しながら、「一人5分以内」のプレートを見せながら説明するか、電話を始めるか、「で、ご用件は?」と質問ぜめにするか。

 僕が思いつくのはこんなところです。全然役に立たなかったらごめんなさい。

 どうでしょうか。黄色さんの健闘を祈ります。

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鴻上尚史

鴻上尚史

鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)/作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける。近著に『「空気」を読んでも従わない~生き苦しさからラクになる 』(岩波ジュニア新書)、『ドン・キホーテ走る』(論創社)、また本連載を書籍にした『鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋』がある。Twitter(@KOKAMIShoji)も随時更新中

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