自宅の棚一面にプロテイン。味を変えて楽しむ。(写真:本人提供)

「プロテイン=まずい」は過去の話。ダイエットや健康サポートとして積極的に取り入れたいが、選ぶべきはどれか。どうアレンジしているのか。自宅に100種類以上のプロテインを常備するプロテインひろこさんに聞いた。AERA 2024年1月15日号より。

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 実際に愛飲している人の意見も聞こう。その名もプロテインひろこさん。「運動しないプロテイン愛好家」として、美容と健康につながるプロテイン情報を発信している。自宅には100種類以上(!)のプロテインを常備。そもそもプロテインに目覚めたきっかけは?

(写真:本人提供)
プロテインひろこ(40)/プロテインに出会う前は不健康な食生活と激務で体重も上昇一辺倒だった。現在は運動しないプロテイン愛好家として美容・健康に役立つプロテインの楽しみ方を提案(写真:本人提供)

「30代前半に働いていたウェブ系のベンチャー企業が典型的な“ブラック”で……。長時間労働を続けていたら食事に気を配る余裕がなくなりました。不健康な食生活を続けた結果、肌荒れが目立つようになり、常にだるく、体重も激増してしまったんです。このままではまずいと思ってジムに通い始めたら、私の食事内容をチェックした担当トレーナーさんから『ひろこさん、たんぱく質が全然足りていない』と言われました」

 ひろこさんも「プロテイン=まずい」という先入観を抱いていたが、ジムで試しに飲ませてもらったプロテインが想像以上においしく、驚いた。

「健康とダイエットを意識して『飲まなければいけない』ではなく『毎日飲みたい』と(笑)。ジムは挫折しましたが、プロテインがおいしかったことを思い出して飲み続けてみました」

プロテインバーのおすすめは糖質控えめタイプ。森永製菓「inバープロテイン ザクザクビター」、明治「ザバス ソイプロテインバー ビターチョコ味」、アサヒグループ食品「1本満足バー プロテインブラック」がおいしかった(撮影/写真映像部・上田泰世)

 残業中のおやつ代わりにプロテインで小腹を満たし、深夜に帰宅後の爆食を防げたことも幸いし、瞬く間に体重が減った。肌荒れもすっかりよくなった。

「タンパクオトメ」(たんぱく質に加え各種栄養素入り、260g 3218円)の監修も(写真:本人提供)

 それ以来、プロテインに魅了された。SNSを通じて「プロテイン愛」を発信していたら企業から声がかかり、「タンパクオトメ」という女性向けプロテインの監修も手がけることに。

「最初はホエイプロテインをおすすめします。おいしいものが多くて続けやすく、値段も比較的リーズナブル。冬にあたためて飲みたいなら、ソイプロテインが扱いやすいですね」

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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