ちなみに、アメリカにおける適量の指標は、1週間あたり女性8ドリンク未満、男性15ドリンク未満(1ドリンク=アルコール14g=7%のビール約200mL・ワイン約100mLに相当)と定義されています。日本の厚労省は「節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度」とし、ただし、女性や高齢者はこれよりも少なくすることが推奨されています。アルコール20g程度を酒各種に換算すると、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、チューハイ(7%)なら350mL缶1本、ウイスキーならダブル1杯です。個人差も大きいため、まずは自分の体質を知りましょう。

 特に少量で顔が赤くなるが、ある程度お酒は飲めるというAG型の人は、飲酒はできるだけ控え、飲む場合も日本酒で1日1合程度にとどめることをおすすめします。二日酔いするほどの飲酒は、確実に体を蝕んでいると思ってください。

つまみ・間食にはナッツ・スルメ

 飲酒はアルコールだけでなく、揚げ物やスナック菓子などのつまみを知らず知らずのうちに食べてしまい、糖質・脂質が過剰になる傾向があります。つまみはできるだけ野菜や豆腐など食物繊維や微量栄養素が摂れるものを中心にしましょう。

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ピーナッツは豆類、ナッツではない