カイロプラクティックとは、1895年にアメリカのダニエル・デヴィッド・パーマー氏によって始められた治療法のことでありあり、世界保健機関(WHO)はカイロプラクティックを代替医療として位置付けています。アメリカだけでなく、イギリス、カナダやオーストラリア、EU諸国の数か国など、約40か国が、主に筋骨格系の障害を取り扱う、脊椎ヘルスケアの専門職としてカイロプラクティックを法制度化しています。
朝起きたら首が
さて、通院を始めて半年が経った夏のある日のことです。朝起きたら、首を左右に回旋することが、全くできなくなってしまっていたのです。左右に顔を向けたいと思ったら、ロボットのように身体全体を回すしかなくなったのです。
「これは、流石にまずい……」そう思った私は、いつものカイロプラクティックのクリニックを受診し、施術をお願いしました。脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)する施術のおかげで、その日の午後から次第に首が動くようになり、数日後には改善したのでした。
首が動かなくなってしまった原因として、カイロプラクティックの先生は、「スマートフォンやパソコンを長時間使用していたことによる、首への負担」が考えられることを指摘されました。本来ならば、前方に向かって緩やかなカーブを描きながら、体の真上にある重い頭を支えている頸椎が、頭が前に出たり下を向いたりする姿勢が続く結果、頸椎が真っ直ぐになった状態で固定されてしまうことで、大きな負担がかかってしまうというわけです。
こうした首への負担が大きくかかっている状態は、「ストレートネック」「テキストネック」「スマホ首」とも呼ばれています。一度は、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?