「来年で4年目になるけど、5年目、6年目、7年目も(ヤクルトで)やりたいと思ってる。正直に言ってこのチームが好きだし、チームの仲間とプレーするのが楽しい。もしメジャーでプレーしたことがなかったら向こうでやってみたいと思うかもしれないけど、(パイレーツで)4年やったからね。今はここで野球を続けたいんだ」(オスナ)

 このオフのヤクルトは現役最多となる通算332盗塁の西川遥輝(前楽天)、同8位の通算136ホールドを挙げている嘉弥真新也(前ソフトバンク)ら、他球団を自由契約になった3人の選手と契約。西武とのトレードでは大卒3年目のシーズンを終えたばかりの内野手・元山飛優を放出し、代わりに先発候補として宮川哲を獲得するなど、積極的な補強を行っている。

 来シーズンも、打線に関しては四番を務めるであろう村上が中心となる。だが、ヤクルトが再び上位に進出するためにはサンタナ、オスナの働きも欠かせない。2024年も「12球団最強助っ人コンビ」にかかる期待は大きい。(文・菊田康彦)

●プロフィール
菊田康彦
1966年生まれ。静岡県出身。大学卒業後、地方公務員、英会話講師などを経てフリーライターに転身。2004~08年『スカパーMLBライブ』、16~17年『スポナビライブMLB』出演。プロ野球は10年からヤクルトの取材を続けている。
 

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