『低コスト生活』では、お金の不安に縛られず、自分らしく軽やかに暮らすメソッドをたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてください。/かぜのたみ著『低コスト生活』(朝日新聞出版)
『低コスト生活』では、お金の不安に縛られず、自分らしく軽やかに暮らすメソッドをたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてください。/かぜのたみ著『低コスト生活』(朝日新聞出版)

 普通に過ごしていると、お金を使うのも普通なことのようですが、でもこの「普通」に流されていると、支出が増えて手元のお金がみるみる減るのです。

 0円デーで「今日1日くらいはお金を使わず過ごすぞ」と決めることで無駄遣いが減り、無駄な行動をせずに過ごせます。

 0円デーを試す際のコツは、普段からお金を使ったらその都度「日付」「買ったもの」「金額」を記録する「支出メモ」をつけておくことです。

「今月は3回くらい0円で過ごした気がする」などのニュアンスで過ごすと自分に甘くなりすぎるので要注意です(実際は1回だった……などはあるあるです)。

0円ネタ帳

 今日は何しようかな……と思ったときに手元にあると便利なのが、0円でできる楽しみ方を集めてストックしておく「0円ネタ帳」です。私の手持ちネタの中でも、とくにすぐできそうなものをご紹介します。

□スマホを持たず散歩
□お金を持たずお店めぐり
□チラシや封筒でゴミ入れ作り
□紙ゴミやプラごみで収納アイテム作り
□Googleマップで近所の行きたいところ探し
□服や靴のメンテナンス
□手持ちの服で新しいコーデ組み
□デザイン制作サイトCanvaでスマホやパソコンの壁紙作成

 普段はスルーされがちですが、本当はこうした「目立たないこと」こそが自分の生活をつくってくれているんだということを、私もよくよく実感している次第です。

 皆様もぜひ、「マイ0円ネタ」を収集してみてください。

消費・浪費・投資の仕分け

 支出を「消費・浪費・投資」に仕分けるようにしてから、お金が貯まりやすくなりました。 

 一般的によく紹介されているやり方は、手元のレシートを消費・浪費・投資に振り分けるというものですが、私はお金を使った「後」に支出を振り分けるよりも、お金を使う「前」に、自分が実行しようとしている行動が「消費・浪費・投資」だと何に当てはまるか……といつも軽く意識しておく方がいいと思っています。

 例えば、「この服買おう!」とレジに持っていくその前に、頭の中で「この買い物は『消費・浪費・投資』どれに当てはまるだろうか……」と一瞬立ち止まって考えてみるのです。
 

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「消費」なのか「浪費」なのか