使用したのは白地に青の文様が素敵なロイヤルコペンハーゲンの大皿。色のバランスや三角形を意識するのは、重箱を使うときと同じ

 上の写真で使用したのは、直径33センチの大皿。中央に菊花かぶを菊の葉とともにのせ、小鉢に盛り付けた黒豆、紅白なます、たたきごぼうを三角形になるように置く。空いているところに、数の子、ぶりの照り焼き、田作り、伊達巻き、牛肉八幡巻き(牛肉のごぼう巻き)を置いていけばいい。飾りの南天は「あれば」でOK。

 下の写真は、29センチ×24センチのオーバル皿に6品を盛り付けた例。1人分ずつをこんなふうに盛り付ければ、おもてなしの前菜プレートにもなる。この場合も、ポイントになるのは小鉢に盛り付けた黒豆と数の子。左中央と右下にずらすように置いたら、伊達巻きと錦卵を右上と左下に、空いたところに牛肉八幡巻きとたたきごぼうを盛り付け、松の葉を添える。

オバール皿に4品を2列に盛り付けると、上品な印象に。1人分のおせちをゆったりと盛り付けると、気持ちまでゆったり。緑を効果的に使って

 4品の場合は、スクエアのプレートが使いやすい。下の写真で使用しているのは、23センチ四方のもの。変形小鉢があると、アクセントになる。緑が足りないな、と思ったら、はらんを切って焼き物の下に敷くと、華やかになる。

23センチ四方のスクエアプレートと14センチ×7センチのボート型小皿を組み合わせた。フチが大きめのプレートは、少ないおせちを上品にみせてくれる

(構成 生活・文化編集部 森 香織/写真 松島 均)

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