貯まったポイントは、各社とも投資に再利用できる。最近は投信の購入時だけでなく、保有残高に応じてポイントがもらえるサービスにも力を入れている。
このうち、松井証券は11月に投信残高に応じて最大1%のポイントを付与するサービスを始めた。同社は「業界最高のポイント還元率」とアピールする。指数連動型を含め、同社が扱う投信全銘柄が対象という。
前出の深野さんは次のように話している。
「ポイントがどのくらいもらえるかも大事ですが、貯まったポイントがどう使えるかも重要です。ポイントの利用期限も含め、自分の生活パターンを振り返り、無理なく利用できるかもよく考えましょう。ポイントサービスはNISAを利用する上では最優先の課題として位置づけるべきものではないかもしれません」
長い付き合いを考えると、取引画面の使い勝手やブランドイメージなども無視はできない。制度のスタートまで時間は少ないが、納得がいかなければ無理に1月から始める必要もない。じっくりと見比べてから選ぼう。
(AERA dot.編集部・池田正史)