また、プロスポーツの代理人が受け取るお金は球団との契約だけではなく、エンドースメント契約(企業が選手と肖像権の利用や商品化権の契約を結ぶこと)についても関わっており、ここでの取り分はその契約額の10~20%と言われている。大谷は今年3月に『Forbes』が発表したアスリートの収入ランキングでMLBでは堂々のトップ。3000万ドル(44億4000万円)の年俸に加え、グラウンド外でも少なくとも3500万ドル(51億8000万円)を稼ぎだしたとも言われており、相場のコミッションが代理人に入るとすれば、これも相当な金額となる。日本はもちろん、世界的なアイコンになりつつある大谷は今後スポンサー契約などの収入もさらに増えそうであり、代理人の取り分もどこまでも伸びていきそうだ。

 ワールドシリーズが終了し、ストーブリーグが動きだしてから約1カ月。大谷に関する具体的な動きは代理の徹底的な情報管理もあり出てこないが、どうなるのだろうか。今月3日からは球界関係者が一堂に会するウィンター・ミーティングがスタートするが、そこで大谷の去就が決まるとも報道されている。移籍するチームについてはもちろん、契約額がどの程度になるかにも注目したい。