LINEに「でこ」「さいあく」
劇団員から母親に送られたLINEのメッセージには、「まえがみ」「○○(上級生のこと)にまかれて」「やけどさされた」「ちゃいろになっている」「わたし」「でこ」「さいあく」「くすりもらってぬっているけど」「芝居の通しが痛かった」というものがあり、これを調査委に提出したという。
しかし、これらの証言やLINEのメッセージについて今回の報告書には記述がなく、川人弁護士は、
「ヘアアイロンのようなケガをするおそれのあるものを他人に操作されるようなことはまれ」
「報告書の引用と記述は一方に偏った事実」
などと批判している。
さらに、「道義」の問題として、
「わざとやっていないと否定したとしても、これだけのけがを負わせたのであるから、深く謝罪すべきところ、していない」
「調査委は謝罪があったかどうかを何ら検証していない」
としている。
「うそつき」のパワハラ性は
上級生から「うそつき野郎」といった暴言を受けたという遺族側の主張について、劇団側は報告書の内容をもとに、
「『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言の有無ということはすべて伝聞情報であり、実際にそのような発言があったことは確認されておりません」
と否定。