11月13日発売のAERA 11月20日増大号は、通巻2000号。この記念号の表紙を飾るのは新垣結衣さんです。映画「正欲」で演じる難役について、デビューからいまに至るまでの仕事や出会いについて、ロングインタビューもあります。巻頭特集は「いま読みたい対談」。いま社会が直面する課題について幅広く話し合う池上彰さんと斎藤幸平さんによる対談、ジェーン・スーさんと堀井美香さん、秋元康さんと鈴木おさむさんなど、多彩な対談がつまっています。羽生結弦さん初の単独公演ツアー「RE_PRAY」。ショーの熱気を彷彿とさせる記事を収録しました。その滑りに込められた羽生さんの思いが伝わってくる内容です。さらには、大人気、韓国のボーイズグループStray Kidsのドームツアーの様子も現場の興奮をそのままに伝えます。イスラエル軍の攻撃が続くガザで勤務し帰国したばかりの国境なき医師団スタッフ、白根麻衣子さんに単独インタビューした記事もあります。また大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は東京03さんがゲストの最終回です。ほかにも、多彩な記事が詰まった一冊をぜひご覧ください。
この記事の写真をすべて見る表紙&インタビュー:新垣結衣
新垣結衣さんは映画「正欲」で、「ある指向」を持つ難役を演じます。撮影中は四六時中、役のことを考えていたという新垣さん。この役同様、「自分が置かれている環境や状況に生きづらさを感じる瞬間は、私自身にも35年生きてきて確かにあったと思います」と語ります。この役を演じることへの深い思いを、丁寧に言葉を選びながら語ったインタビューです。また、10代でデビューしてから第一線を走り続けてきたこれまでを振り返り、「その時の自分ができる限りを尽くそうと思いながらやってきました」「自分の気持ちもどんどん変化する。私はつくづく『今を生きている』のだと思います」と言います。撮影はもちろん蜷川実花。美しくもどこかはかなげな、見た瞬間に引き込まれる写真です。
巻頭特集:「いま読みたい対談」
2000号記念の巻頭特集は「いま読みたい対談」です。様々なテーマの専門家や、この二人のコラボレーションを見たいという方々のリアルな対談を読めることは「雑誌」の真骨頂でもあると、記念号に対談を詰め込みました。冒頭は、ジャーナリストの池上彰さんと東京大学大学院総合文化研究科准教授の斎藤幸平さん。いまの社会を鋭く分析する二人が気候変動、戦争、インフレなど世界をとりまく「複合危機」とどう向き合うか、話し合います。ポッドキャスト番組「OVER THE SUN」が大人気のジェーン・スーさん、堀井美香さんは女性の働き方と生き方について、放送作家の先輩後輩でもある秋元康さんと鈴木おさむさんは、鈴木さんが放送作家をやめると宣言したことをきっかけに、エンタメや仕事について語り合います。ほかにもガザ情勢や教育をテーマにした対談も。多角的なテーマで読み応え十分です。
羽生結弦「RE_PRAY」祈りの滑り
プロスケーター羽生結弦さんがセルフプロデュースする単独公演のアイスショー「RE_PRAY」が、11月4日に開幕しました。その様子をたっぷりレポートします。アイスショーの詳細な様子と、終演後の羽生さんのインタビューを絡めた、現場の感動が手に取るように伝わってくる内容です。キーワードは「選択」と「祈り」。執筆するのは、写真集『羽生結弦 孤高の原動力』(AERA特別編集)で、羽生さんへの単独インタビューで取材を担当した松原孝臣さん。祈りの滑りを捉えた、その壮大さが伝わる写真と共に誌面でご覧ください。
Stray Kids 「特別な瞬間」を
大人気の韓国8人組ボーイズグループStray Kidsの初東京ドーム公演をレポート。Stray Kidsは、自分たちで作詞作曲、プロデュースを手がけ、革新的な楽曲を生み出しているグループです。その熱狂的なステージの様子を届けます。ライブのMCはほぼ日本語で行われ、日本語で歌う曲も多く披露されたそう。この笑いと熱い思いが詰まったMCもStray Kidsにはまる人が続出する理由とのこと。メンバーにフォーカスした写真や、ドーム全体を捉えた写真など、多彩なショットで熱気を感じてください。
ガザ「命の危機」感じた生活
国境なき医師団のスタッフとしてガザ地区に勤務していた白根麻衣子さんが帰国しました。その白根さんに、ガザの緊迫した様子、人々の厳しい暮らし、命の危機を感じたという避難生活の様子、そして、いまこのガザ攻撃に対して思うことなどを単独インタビューで聞きました。命からがら抜け出した白根さんですが、一方で現地の人々を思うと「後ろ髪を引かれる思いだった」とも。「『民衆の声が世界を変える』と信じて発信を続けたい」という白根さんの声です。
松下洸平 じゅうにんといろ
大人気連載「松下洸平 じゅうにんといろ」はお笑いトリオ東京03さんをゲストに迎えた対談の最終回。松下さんは、今年結成20周年を迎えたという東京03の3人の仲の良さに癒やされっぱなしです。最後には「いつか一緒にお仕事をしたい」と盛り上がります。この連載恒例、対談最終回に松下さんが、ゲストをイメージして選ぶ色は何色でしょうか。誌面でお確かめください。
ほかにも、
・阪神38年ぶりの日本一 全員でつかんだ
・大谷翔平 ドジャースで決まりか?
・卵子凍結は未来への保険 「いまは産めない」女性たちの選択肢
・芳根京子がモネからもらった“希望”
・トップの源流 ローソン・竹増貞信社長
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・大宮エリーの東大ふたり同窓会 初の東大出身力士・須山さんがゲスト
・現代の肖像 福嶌敎偉・千里金蘭大学学長
などの記事を掲載しています。
※発売日の11月13日(月)正午からは、公式X(@AERAnetjp)と公式インスタグラム(@aera_net)で、最新号の内容を紹介する「#アエライブ」を行います。ぜひこちらもチェックしてください。
AERA(アエラ)2023年11月20日増大号
特別定価:510円(本体464円+税10%)
発売日:2023年11月13日(月曜日)