こころの症状としては、イライラして攻撃的になる、うつっぽくなる、緊張感が高まるなどがあります。パートナーに強く当たってしまって、そんな自分が嫌でまた落ち込む、という負のサイクルを繰り返す女性も少なくありません。
PMSが難しい課題である理由の一つに、自分の体調がなぜイマイチなのかを認識しづらいことがあげられます。例えば、生理痛の場合は、出血というわかりやすいできごとの最中におこるので「今、私は生理だからおなかが痛いんだな」と認識することができますが、PMSの場合は、生理がきてはじめて「あのときは生理前だったから調子が悪かったんだな」と、あとからわかることが少なくありません。そのために、PMSのさなかに対策がとれず、まわりを巻き込んでしまうこともあるでしょう。だからこそ、自分のサイクルをある程度把握しておくことが大事になってくるのです。
PMSに対する対策はどんなものがあるでしょうか。
まずは自分が生理前だと知ること。調子が良くないとわかっていれば、選ぶ言葉に気をつけることもできるでしょう。次のアプローチは、からだを動かすことです。どんな種類の運動でもいいので、運動をすることがPMSの症状を軽減すると報告されています。ヨガやジョギングといった有酸素運動でもいいですし、筋トレでもかまいません。