写真家・赤城耕一が、単焦点レンズの魅力を説いた著書『ズームレンズは捨てなさい!~3万円単焦点レンズで世界を変える~』が注目だ。90年前のオールドレンズから現行品まで、新品、中古で3万円以内の価格で購入できる“優れた単焦点レンズ51本”を紹介している。フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズのフォーマット別に分類されており、スペック、レンズ構造、市場での価格帯など詳細データも記載されている。
初めてレンズ交換式カメラを購入する際は、「標準ズームキット」や「ダブルズームレンズキット」など、ズームレンズとセットで購入することが多いだろう。1本で広角から望遠までカバーできるズームレンズはたしかに便利である。だがそれは第一歩なのだ。「ズームレンズキット」が浸透した今、単焦点レンズをあえて購入する意味とは? 本書では、ズームレンズに疑問をもった人や単焦点レンズに興味をもつ人々へ向けての、筆者からの回答がつぶさに書かれている。
選択と使いこなしのアドバイスを中心に51本のレンズを紹介。そこには「出会いの頻度」「見せびらかし度」「ポケット収まり度」「ボケ度」「キレ度」といった5段階評価も。コラムには、「世界を変えたいアナタのための中古レンズの買い方と基礎知識」、「5万円台で?! フルサイズを堪能する」、「3万円とどう違う?? 高級レンズで世界を変える」などを収録。すでに高級レンズを揃えているユーザーも楽しめる内容になっている。