東京都に住むNPO職員の佐藤理恵さん(37)は、24歳のときに、「結い2101」を購入。今も同投資信託の投資家を続けている。
「当時は看護師として働いていましたが、社会についてあまりに知らない自分に気づき、勉強会などに通ううち、鎌倉投信を知るようになりました。それまで投資については素人で、あまりいいイメージは持っていなかった。でも投資先の企業の顔が見えるイベントにも何度も参加して、安心感を持って投資ができたほか、社会とのつながりも実感できました」
ちなみに毎月1万円ずつの積み立て投資で購入していたが、現在は2倍以上の価値に。
「途中、一部を解約して、大学院の授業料に充てました。投資が社会に与える影響に価値を感じながら投資してきましたが、リターンとしても得るものが多くありがたかったです」(佐藤さん)
タイミングによっては上がり下がりはあるが、のんびり待てば値上がりが期待できるのが、投資信託のいいところ。そんなゆるりとした投資スタイルにぴったりのインパクト投資。世の中をよくする本当の投資家を、1万円から目指そう!(ライター・福光恵)
※AERA 2023年10月2日号より抜粋