女性ファンにも話を聞いてみた。
西武ライオンズのマークが入った透明のバッグを肩に掲げている40代の女性は、知り合いのファンたちと数人で来たという。
山川選手のことを聞くと、
「正直、いらない」
とバッサリ。さらに続けて、
「いなくなってもらえると助かるなと思っています。いなくても回っている。ファンとしては周りから騒がれているのが嫌なんです。そんなに騒がれるのであれば、いなくてもいいんじゃない、と思った。あと、山川選手がFA(フリーエージェント)で他の球団に移籍するかどうかも話題になっていますが、彼を取りたがるところはないのでは」
と厳しい意見だった。
1軍でのプレー日数によってはFA権も
仮に女性が言うように、山川選手が国内でのFA権(好きな球団と選手契約を結べる権利)を取得しようとするのであれば、「今季はあと2週間とちょっと1軍でプレーすれば権利を得ることができます」(前出・テレビ局野球担当記者)。
前出のテレビ局野球担当記者がこう語る。
「山川選手のことは、球界ではそれほど騒がれてはいないです。強いて言うのであれば、関心はFA権取得までの1軍登録日数がどうなるか。ソフトバンクに行くかどうかが話題になっていたからね」
とあっさりとした様子。では、球団側はどんな雰囲気なのだろうか。
8月30日の不起訴処分を受け、まず日本プロ野球選手会の談話が発表された。