谷口医師は、
「炎天下で飲酒して体調不良になり病院にかかる場合、ざっとでも良いので『飲んだ量』と『炎天下に何時間いたか』を医師に話してください。また、心血管系や腎臓に基礎疾患がある場合、治療方針が変わる可能性があるため、それも必ず申告してください」
と呼び掛ける。
また、新型コロナなどの感染症の症状の可能性もあるため、ここ数日の体調に問題がなかったかどうかも話してほしいという。
とはいえ、リスクがあったとしても炎天下でのイベントでお酒も楽しみたいという人はいるだろう。
筆者は12、13日の土日に甲子園で高校野球を観戦したが、こんな光景を見た。ただでさえ気が遠くなりそうな暑さの外野スタンドでビールや酎ハイの杯を重ね、ついには眠ってしまったり、ぐったりしたり、「もう無理ですわ」と同行者に告げて帰っていったりする若者がいた。最初の一杯くらいは楽しかったのかもしれない。

谷口医師は、「バーベキューであれ路上飲みであれ、どうしても炎天下で飲酒するというなら、しっかり備えをしてください」と話し、注意点を挙げる。