日本一のTikTokerは元ジムのトレーナー　農作業の合間に毎日投稿、フォロワー数5100万の「バヤシ」になるまで

　TikTokで料理系の動画を発信している「バヤシ」さんは、今年2月にフォロワー数が4330万人を突破し、日本でのフォロワー数ランキングで1位を獲得した。さらに現在は5100万人に達している（8月9日現在）。テンポ良く、クレイジーな料理シーンと、美味しそうに食べる様子が世界中から注目されているが、もともとはトレーニングジムのトレーナー。そんな彼が、どうやって人気クリエイターになったのか。

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――パーソナルトレーナーから、なぜ動画製作の道へと進んだのでしょうか。

　2019年に、それまでトレーナーをしていた筋トレジム「吉川メソッド」が解散し、今後どうしようか探っていたなかで、動画製作の技術を活かせないかと考えました。

　トレーナー時代にジムのYouTubeチャンネルを開設していたので、テロップや効果音を入れたり、カット作業をしたりすることは、ある程度できたんです。当時YouTuberは夢のある職業として注目されていましたし、自分も何か発信できないかと。

　もちろん筋トレ紹介も候補にありましたが、他にやっている人がいっぱいいて、トレンドになっていた食べ物のAMSRに関心がいった。咀嚼する音、食材を切る音とか、音を拾う映像ならば自分にもできそうだと思ったんです。食べることも好きなので、ならば料理系動画をやろうと。