森氏のように現地視察を行うより、駐在スカウトや代理人を介しての選手獲得の方が経費削減にも繋がる。コロナ禍の影響もまだ残り各球団が球団経営に苦しむ中、現実的なやり方とも思われる。しかしここまで外国人選手の結果が出なければ、かつての方法に戻すのも一つの手かもしれない。
「経費をケチっての中途半端が一番良くない。中南米との関係が強みなら今後も大事にしたい。若手選手なら最初の契約条件は高くないので、逆に安上がりになることもある。必要なら森氏にしかるべきポストを再び用意しても良いだろう」(中日OB)
最近ではかつて中日でプレーしたイ・ジョンボムの息子、イ・ジョンフ獲得も噂に上がっている。韓国球界のスター選手とはいえ、NPBよりレベルが低いと言われるリーグの選手。それならば成功体験を数多く持つ中南米球界に、再び目を向けるのも得策と言えるかもしれない。
7月26日にはヤンキース3A所属のマイケル・フェリス投手獲得を発表。後半戦の逆襲に向けセットアッパーとしての期待を寄せるが、未知数の部分は多い。
何にせよ中日浮上のためには外国人選手の活躍は必要不可欠。一刻も早く「使える」助っ人が見つかって欲しいものだ。