
さて、20年ぶりに発症した「結膜炎」ですが、英語では「conjunctivitis 」といいます。「pink eye」ともいいます。「pink eye」の方がイメージしやすいからなのでしょうか。「Pink Eye Drops」と書かれた目薬を、アメリカの薬局ではよく目にしています。
アメリカ疾病予防センター(CDC)によると、結膜炎の主な原因は、ウイルス・細菌・アレルゲンです。その他に、化学薬品、コンタクトレンズの装着、コンタクトの不適切な使用(長期間の使用や、不適切な洗浄など)、目の中の異物(抜けたまつ毛など)、煙やほこり、化学物質との接触なども原因となってしまいます。
結膜炎になってしまった時の症状は、充血(白目部分がピンク色または赤色になる)だけではありません。結膜(白目の部分とまぶたの内側をおおう薄い層)やまぶたの腫れ、涙の量がふえる、異物感(目に異物が入っているような感覚)、かゆみ、刺激感、灼熱感(ヒリヒリ、ちくちく、焼けるような痛み)、排出物(膿や粘液)がでてくる、コンタクトレンズをつけた時の不快感なども、よく見かけられる症状です。
一般に、原因に関係なく結膜炎の症状は同じ、または似ているため、結膜炎の正確な原因を特定するのは難しいと言われています。私の場合、まつ毛エクステをつける時の異物による目の刺激が原因となり、結果的に、結膜炎になってしまったのではないかと、思われます。
では、結膜炎になってしまったら、どうすればいいのでしょうか?CDCによると、
結膜炎の治療は必ずしも必要ではなく、コンタクトの使用を中止し、結膜炎による炎症や乾燥を和らげるために、市販されている点眼薬や保冷剤を使用する
とあります。
結膜炎の症状に加えて、目の強い痛み、目のかすみや光に対する過敏症、強い充血といった症状がある場合や、症状が悪化し改善しない場合、HIV感染やがん治療など病気や治療により免疫力が低下している場合には、医療機関を受診するよう指示がなされています。