次に歳費(給料)や諸手当、旧文通費なども全部マイナンバーカードと紐付けた口座に入れることにする。ただし、それだけでは終わらせない。
政治家の全ての財産(銀行預金、証券、不動産、ゴルフ会員権、リゾート会員権などあらゆる資産)をマイナンバーカードに紐付けることを義務付ける。同時に政治資金の支出は全てキャッシュレスとし、使用履歴の記録を毎月公表する。資産情報は、税務当局や政治資金所管の部署が閲覧できるようにして、政治資金規正法違反や脱税を積極的に摘発する。
これらの改革を実施した上で国民の信頼が取り戻せたと判断できた段階で、改めてマイナンバー利用の推進計画を作り直して実行する。
以上のような提案を紙に書いて、岸田首相に渡し、同時に、今回の責任を取って辞任するとして辞表を提出する。
その後記者会見で、国民に陳謝して引責辞任するとともに、国民の信頼を取り戻すために思い切った提案を岸田首相に手渡したので、ぜひ実行に移して欲しいとしてその内容を説明する。
そういう提案をされた岸田首相は困る。国民の大多数が賛成するだろうが、自民党内の反対でとても実行などできないからだ。麻生太郎副総裁などがどんなコメントをするかも見ものだ。
だが、これだけではまだ足りない。単なるパフォーマンスだという批判が必ず出るからだ。
そこで、次の選挙では、現在の自分の選挙区(神奈川15区)からは出馬しないと宣言する。
河野太郎批判の中で一番大きいのは、世襲の3世議員でおぼっちゃまだから、人の苦労がわからないというもの。上から目線批判の背景にもそれがある。
そこで、次の選挙は、先代、先々代とは全く関係のないところから出馬すると宣言する。勝手に他の選挙区で立候補すると自民党に除名される恐れがあるので、選挙区調整は党本部にお任せしますと言っても良いだろう。今そこで候補となっている人がいたら、神奈川15区を譲り、河野の支援で当選させると言うのも良いだろう。野党の強力な候補がいる選挙区を指定される可能性が高く、リスクはある。だが、河野氏が本気になれば勝機は十分にある。