男性がこう話す。
「中国人の転売ヤーも参入してきて、純粋にカードゲームを楽しみたい、という人たちにとってはますます、ポケモンカード自体が手の届かないものとなってきています。最近は多くのトレカが、有名絵師(=イラストレーター)さんにデザインを描いてもらっています。そのカードは特に高くつきやすいです」
ほかにも人気なのは萌キャラという。
「萌えキャラで人気の絵師『さいとうなおき』さんが担当するトレカは全部狙い目です。さいとうさんが担当したカードは、1枚50万円超で取引されることもあります。基本ポケカは、前シリーズのキャラクターが再録されることは少ないから、買って保存しておくだけで勝手に値がついているという感じです」
最後にこの男性は、
「本当は転売なんてしたくないけど、やっぱりお金に目がくらんでしまう。ポケモンカードの転売だけで生きている人もここ最近増えているような感じもする。子どもには申し訳ないけど、大人の事情って感じです」
と語った。
(AERA dot.編集部 板垣聡旨)