![加藤彩子(かとう・あやこ、47)/管理栄養士。保育園で栄養管理、メニュー開発を担当。書籍の栄養監修も多数。企業へのレシピ考案も行う(写真:本人提供)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/0/e/840mw/img_0ee85de31a78273ec54f2cbeb3423c8363863.jpg)
ファミリーマートは、具だくさんのスープにおにぎりを合わせたチョイス。おにぎりの代わりに、パックのもち麦ごはんやオートミールを常備し、スープに入れてリゾット風に食べるのもおすすめだという。
これらはあくまで参考例。セブン-イレブンでファミリーマートのような選び方もできるし、ローソンでセブン-イレブンのような組み合わせもできる。理想的なPFCバランスとカロリーになっていれば、組み合わせは自在だ。この例から「選び方のコツ」をつかんでほしい。
重要なのは、まずたんぱく質、次に食物繊維を重視して選ぶこと。揚げ物過多にならなければ、おのずと脂質のとり過ぎは避けられるだろう。
ところで、野菜は? ビタミン、ミネラルも大事と聞くが。
「PFCが体内でうまく使われるための助けになるのがビタミンとミネラルです。できるだけ野菜もとってください。おすすめは色の濃いものです」
朝ごはんを作る時間や気力がない人も、コンビニ食を上手に活用したい。組み合わせ次第で栄養バランスは整う。気をつけていないと不足しがちなのがたんぱく質なので、どの食事でもたんぱく質重視で選べばだいたいうまくいく。この朝ごはんセットでは、たんぱく質の次に不足しがちなカルシウム重視の組み合わせも載せた。
「3食のトータルでバランスをとること。朝がダメでも昼と夜で調整すれば問題ありません」
(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)
※AERA 2023年7月3日号より抜粋
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