地球上には豊かな風土に恵まれ、風光明媚な景観が広がる場所があります。連載「絶景さんぽ」では四季折々の風景を紹介します。今回は奈良県吉野町の吉野山の桜。
* * *
約1300年前、修験道の開祖と呼ばれる役行者(えんのぎょうじゃ)が修行のため吉野山に入りヤマザクラの木に蔵王権現を刻み祀ったことが起源とされる。約200種、約3万本もの桜が下千本、中千本、上千本、奥千本の順に開花していく。吉野山一面が薄紅色に染まる光景は圧巻だ。
※『今、行きたい!日本の絶景大事典1000』(小社刊)発売中
※週刊朝日 2023年3月31日号