
単独初主演映画「わたしの幸せな結婚」の公開を3月17日に控えたSnow Man・目黒蓮さんがAERAに登場。演じる役のために準備できることは、睡眠時間を削ってもすべてやるという。AERA 2023年3月20日号から。
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「自分がまったく意識してないところを見てくださる方がいて、思いもよらないところから『この役に』とオファーしてくださることもありました。巡り合う作品、そこで出会う人、とにかく縁というものに恵まれた2022年でした」
大ヒットしたドラマ「silent」、朝ドラ「舞いあがれ!」など話題作への出演が続き、俳優として注目を浴びている。
「縁は努力ではどうしようもない。本当にありがたいです」
そう謙遜するが、聴力を失っていく青年を演じた「silent」では、撮影数カ月前から手話の特訓を始め、エリート航空学生を演じた「舞いあがれ!」では、セリフに出てくる専門用語一つ一つの意味まで勉強して臨んだ。Snow Manという人気アイドルグループの活動と並行してだ。
「それによっていい演技をすることができたら、作品のためになる。自分ができることは全部やりたいんです」
クールに見えて心はアツい。そして、実直だ。取材でもそんな内面が垣間見えた。質問への丁寧な受け答え、差し入れのクッキーは、「食べてもいいですか?」と尋ね、包装フィルムはスタジオを去る時、さりげなく持ち帰った。

人柄が縁を呼び込むのかもしれない。
3月17日に公開される単独初主演映画「わたしの幸せな結婚」についても、「素晴らしい縁に恵まれて、大きな経験を積めたと感じた作品」と語る。「MIU404」「最愛」など、丁寧な人物描写に定評のある塚原あゆ子監督と初のタッグを組んだ。
「人生1回きり。今はたくさん学んでチャレンジしたい。この作品は純愛物語でありながら、アクションや壮大なファンタジー要素など、ここでしか味わえない魅力が詰まっています。気持ちを込めて演じたので、観ていただけたらうれしいです」
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2023年3月20日号